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ゴッホ お好きですか⁈

ゴッホ展のご案内

 

『響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』
会期2021年12月23日(木)〜2022年2月13日(日)
特設サイトhttps://artne.jp/vangogh/

 

ゴッホの手紙
以下に一部転記した西洋絵画美術館のが楽しく思えたのでお勧めします。
URL: https://artmuseum.jpn.org/goghnotegamitop.html

 

 

 

 

炎の画家ゴッホの内面を手紙から読み取る

 

ゴッホほど沢山の手紙を書いた画家は世界広しといえどもいないであろう。
おかげでゴッホという人物像に迫ることが出来るのは幸いなことである。
もちろん、ゴッホ自身は後世に残すつもりで手紙を書いた訳ではないのだが、結果的に彼の死後120年経った我々にも彼の思いの一端に触れることが出来るのは素晴らしいことだ。

 

今日、我々がその手紙を読めることについて忘れてはならない人々がいる。手紙を書き送った弟のテオドル、その妻ヨハンナ、友人で画家のベルナールである。
ゴッホは弟のテオと友人のベルナールに膨大な手紙を書き送っている。弟のテオも決して裕福ではなかったが兄フィンセントを経済的に支援した。また、ベルナールはゴッホより年若だが何かと展覧会などの相談相手になっている。そして、テオの妻ヨハンナはゴッホ兄弟の死後、膨大なゴッホの手紙を整理し書簡集を世に出した。
世の中がゴッホの作品に見向きもしなかった時でも 彼らはゴッホの才能に対する良き理解者でもあったといえる。

 

1890年、ゴッホは37歳という若さで自ら命を絶った。画家としての活動は27歳からのたった10年間であるが、手紙の中には芸術家としての思いと心の葛藤が随処に見られる。
夢や希望を持ちながら何度も挫折し、生涯でたった一枚の絵しか売れなかった男の胸中はどのようなものであったのだろうか。
そんなゴッホの作品を世に知らしめるきっかけとなったのがテオの妻ヨハンナが出版した書簡集である。

 

ヨハンナが膨大な日付の無い手紙を読み返し、日付を推定しながら整理するという気の遠くなるような作業を繰り返し、まとめた書簡集がパリで評判になり、世界に広がっていった。同時にベルナールなどの協力を得て開いた展覧会ではポスト印象派の旗手として大きな評価を得て、今日我々が知るゴッホが誕生したのである。

 

また、ゴッホは日本の浮世絵から多くのインスピレーションを得ており、浮世絵がゴッホに与えた影響は多大なものがある。
そのため手紙には「日本」という言葉が頻繁に登場する。彼の心の中の日本は「夢の国」そのものであったようだ。(ジャポニズム)

 

我々日本人にとって何ともうれしいことであると同時に「浮世絵」の素晴らしさと広重、北斎、国貞の偉大さを再認識させられた思いである。                      西洋絵画美術館資料より転記

 

 


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